昨日は一緒にライブに行く友人が家に遊びに来ました。
豚味噌鍋を食べ、お汁粉を食べ、ビデオを見ながら雑談に終始^^;
楽しいひと時を過ごしました。
そんな中、話題に上ったのが、先日のプロ野球日本シリーズ。
実際、今日からアジア決勝と銘打ち、韓国代表チームと戦うことになっている日本シリーズ制覇の中日ドラゴンズですが未だに、霞がかった感動というか、晴れ晴れしない優勝というか・・・諸手を挙げて喜ぶ優勝ではなかったようで。
あの9回に山井続投を指示しなかった落合監督への疑念を含め、“勝利至上主義”への不満が滞っていますよね。
ある番組の調査ではほぼ半分の割合で「納得できる派」と「納得できない派」に別れたという結果が出たらしいです。球団に対するクレームもほぼ折半。
勝負の結末に“タラレバ”を用いて語るのはナンセンスだってコトは重々承知ですが、これは結果でなく意識の問題なので野球ファンの端くれとしてちょっと言いたくて書いております。
日本シリーズで完全試合達成という快挙を目前に、投手交代をしてしまう落合監督。
とりあえずこんな采配がオレ流らしいですよ。世間の常識が通じないからきっと「オレ流」なんでしょうね。
勝てば官軍、まさにその通り。これで山井を使い続けてもし打ち込まれたら、たとえ残り2戦あったとしても、ズルズルと黒星を重ねていたことだって考えられます。だから、ここは岩瀬に託そう。これなら勝てる確率は上がるから・・・と。正論でしょう、おそらくね。
ただ、ただ、私は思うのです。
そういう野球は面白い?
野球の醍醐味ってなんだろう。野球の存在意義ってなんだ?勝つことなの?魅せることじゃないの?感動しちゃうことじゃないの?歓喜ってなに?凄いってなに?真剣勝負の定義はなんなの?
落合監督は言い撥ねました「正々堂々と渡り合うのはアマチュア野球の世界。プロには勝つための奇襲がある」とかなんとか・・・。あまりにもくだらない論理なので一言一句覚えちゃいないですが、そんなたわけたことを仰っておりました。
まさしく“商業野球”的見解です。野球選手を羨望のまなざしで見ている子供のことなど考えちゃいないのです。
プロ野球の選手になりたいという子供が減ったと嘆いている方々。そりゃ、当然の結果ですよ。だって憧れる材料を揉み消しているんですもん。
正々堂々、精一杯、一生懸命・・・こんな美しい精神は今のプロ野球では無用の長物になってしまったようです。“勝利至上主義”に偏りすぎるための悲しい副作用ですね。
勝ちゃあいいんでしょ?なんて、醜い気持ちが野球の面白さを食い散らかしていることに気付いてくださいよ。マスコミがいけないとか、サッカー人気の煽りだとか、野球人気の衰退を憂いているけど、誰のせいでもない、この“勝利”の意味を履き違えている野球人たちのせいじゃないのかな?選手たちは勝ちたいと思ってやっている一方、野球が好きなんですよ。自分の実力に毎日毎日立ち向かって挑戦しているのです。自分の力で“勝利”を掴みたいはずです。そのためにプロ野球の世界にはいったんじゃないのかな?強打者から次々に三振を奪うピッチャーになりたくて、また、バックスクリーンにドでかいホームランを打ち込む最強の4番打者になりたくて、少年たちはまなざしを光らせていたんじゃないのかな?それなのに・・・。
今の野球は四番打者にエンドラン、送りバント・・・。対四番打者にエースが変化球の小手先勝負。シンカーやナックルやフォークにスライダー・・・。隙を突く野球が強い野球なんて、冗談じゃない。それがあの監督が言うところの“プロ野球の奇襲”なんだとしたら、なんてつまらないスポーツに成り下がったのだろう。
力と力の勝負はどこに行ってしまったのだろうか。
正々堂々はアマチュアの野球などといったくだらない論理がまかり通る今のプロ野球では、野球少年たちが真のエースと真の四番打者の対決に眼を凝らし、固唾を呑み、手に汗握る野球を見ることは絶対に出来ないでしょう。9回に完全試合を目前にしているエースを引っ込めてしまうようなくだらない野球には“憧憬”なんてものは芽生えようはずがないですよ。
あの落合の采配により、野球の面白さを感じる機会も憧憬を抱く機会も全てうたかたに消えてしまったのです。
ひと時の快楽のために、目先の歓喜のために、己の責任だけのために、未来永劫語り継がれるはずの記録を無にし、野球ファンならずとも一般の人たちまでも高揚しながら完全試合という記録を記憶にシフトチェンジし語ることを奪ってしまいました。
非情采配などという形容は生温いくらいの愚采配。しかも「マメがつぶれたから・・・」だのと言い訳めいた発言まで飛び出して。これじゃ正々堂々を語る資格すらない様に私は思いますけど。
こんな意識の持ち主だからこそ、日本の野球のナンバーワンにいるのだとしたら、アメリカに真の野球を求めて流出し続ける憧憬の念を忘れない元野球少年たちの気持ちもわかるような気がしてきました。
これ以上つまらない野球を蔓延させないで欲しいと心から願います。
そうでないと、日本の野球はつまらなさの加速をきっと止められない。
衰退どころか崩壊すらしかねないと危惧してしまう今回の日本シリーズでした。
※だらだら長い稚拙な記事をお読みいただきありがとうございました。